ついにこの時が来たのか・・・と。
息子の7歳の誕生日に合わせて、New ニンテンドー3DS ホワイトを購入しました。私はゲーム機に関しては典型的な頑固親父で「我が家では絶対にゲーム機を買わない」と言い続けてきました。
これは、私自身が親の教育方針でテレビゲームを買ってもらえずに育ち、結果として現在その方針に感謝しているから、自分の子どもにも同じ方針で育てたいという思いからでした。
説得力はあるけど根拠の乏しいDSデメリット
DSを子ども達に買い与えない代表的な理由は下記のようなものではないでしょうか。
- 目が悪くなる
- 頭が悪くなる
実際に小さな画面ばかり見ていては目が悪くなりそうですし、娯楽要素の多いゲームばかりやっていては論理的思考が育たないのではないか、などという意見が多いと思います。
どこかに科学的な根拠があるのかもしれませんが、多くは「そうなんじゃないか」という思い込みかもしれません(実証データあれば教えてください)。ただ、自分はゲームをやらなかったおかげか分かりませんが、十分大人になった今でも目が良いですし、ゲームの代わりに本をたくさん読んで育ったためか(これも根拠はない)割りと頭の回転が早いと言われています。
ただ、これに疑問的な考え方をすれば、1日中パソコンやスマホの画面を見ている娘曰く「デジタルおやじ」な私が未だに視力1.5だったり、脳トレをはじめ頭を使ったり、直接的に教育を目的としてゲームソフトなどもいくらでもあり、「ゲーム=頭が悪くなる」という説明が苦しくなっているという状況も気付いていました。
本当に心配しているのは依存性
で、上記の通り体のいいゲーム禁止理由ではなく、どちらかというともっと心配しているのが依存性。ゲームという与えられた遊び道具を幼い時期から手に入れ、何も考えずに遊び続けた場合に「ゲームが無くなっても大丈夫か」に自信を持ってYESと答えられるのかという部分が心配だったのです。
何かにハマる、熱中するのは歓迎ですが、それによって他の可能性に目を向けさせないのは教育としてどうかなと思っていたのです。
家庭の教育方針を維持できないDSベースコミュニケーション
そんなこんなの教育ポリシーを掲げていても逆らえないほどに浸透しているDS包囲網。実際どうかは別として「持ってないのウチだけだよ」は割りとリアルに近い感じらしい。
そうだとしても「他の家と、ウチは違う」でThat’s Allな話題ではあったのですが、「一人だけ持ってないと可哀想。仲間はずれになる」とか言われるとやっぱり心が痛むんですね。確かに自分が子ども時代だった昔とは普及具合が違いますし、親自体がゲームに対する罪悪感がない(というか自分たちがやってきてるしね)
せっかく自転車で外に出かけたのに、公園や集会所に集まってDSやってる子ども達の姿には溜息しかでないわけですが、それでも同じ仲間に入れてやらなきゃいけないっていうね。
愚痴ってもしょうがないけど、どうかんがえても親の怠慢ですよ。DS渡せばおとなしく遊んでくれるし。起こる手間がなくなって楽なんです。親がメリットを感じてるから買ってもらえる。
任天堂大勝利ですな。
DSに飲み込まれないためにつけた条件
とか色々書いたけど、もう買ってしまったわけですよ。なので、人のことどうこう言えません。ただ、条件として下記のような約束をしました。
- DS本体は子どものモノではなく家の共有物とする(ソフトは子どもの)
- 1日15分まで(大きくなったら変えるかも。相場どのくらい?)
- DSをやった時間と同じ以上の時間本を読む
ここでも、一番気をつけたのは目が悪くならないように・・・ではなく、依存させないこと。なので、本体を個人の持ち物にしないようにしました。それから、上の娘は本の虫だけど今回買って上げた下の息子は本とかよりも体を動かす方が好きみたいであまり読みません。ただ、やっぱり本を読む習慣をつけて欲しいな(これも他の可能性への入り口になるかもしれない)と思ったので条件に組み込みました。
これでどうなるかなんて分からないけど、通過点なんだろうなぁ
P.S.
裏腹にガジェット好きとして3DSという新しいターゲットに興味は尽きない。あぶないあぶない(笑)
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