昼ごはんを食べていたら偶然目に入ったお昼のバラエティ番組バイキングで、今年の流行語大賞の話題をやっていた。その中で浅草キッドの水道橋博士がコメンテーターとして以下のような提言をしていたのが非常に面白くて。
芸人のギャグはノミネート禁止
どういうことかというと、流行語を取ってしまった芸人は決まって「1発屋」芸人となってしまい、その後急速に売れなくなってしまうということなのです。
なんと、Wikipediaにもそういう記述があった。
新語・流行語大賞 – Wikipedia/お笑いタレントのジンクス
例としては、
- テツandトモ(2003年年間大賞)
- 波田陽区(2004年年間トップテン)
- レイザーラモンHG(2005年年間トップテン)
- エド・はるみ(2008年年間大賞)
- 楽しんご(2011年年間トップテン)
- スギちゃん(2012年年間大賞)
- 日本エレキテル連合(2014年年間大賞)
が上げられていていて、なんか納得感のあるラインナップですよね・・・。そして今回2016年のノミネートとしては「斎藤さんだぞ」「PPAP」あたりが近い感じとみられますが。
芸人としてのポテンシャルとギャップがありすぎると終わる
番組中のコメントでも「そもそもその芸人が受賞後もがんばれや」的な至極まっとうなコメントがあったんですが、実はそういう精神論的な話でもないような気がするんですよね。こういってはなんですが芸人などのタレントさんはその人自身のキャラクターだったり、器の大きさが大きく影響するような気がするんですが、メディアの影響力やSNSなどの拡散の力によって思いもよらぬタイミングで大ヒットする可能性がでてくる。とはいえ、そもそもその人にそれをキープするか超え続けるほどのキャパがないってことは往々にしてあると思うんです。
いわゆるハードルが上がっちゃうって話だと思うんですが、実力通りに着実に人気を集めていけば長くできていた可能性があっても、思わぬフィーバーでハードルが上がってしまって、最盛期と比べて今つまらない→人気急落っていう流れがおきちゃうんだろうなぁと。
観光地バブルの問題と一緒なのでは?
地域問題をチェックしている身としては、最近話題になっているニュースと頭のなかで結びついてしまった。
SNSで話題→突然観光地に 訪れる人々、地元は困惑:朝日新聞デジタル
木更津の江川海岸や、君津の濃溝の滝など、SNSにアップされた美しい写真をきっかけに突如観客が押し寄せるようになって、騒音・渋滞などの問題に住民が困惑するという問題なのですが、そもそも観光客が押し寄せるというまたとないチャンスなんだから観光協会なりが適切に動いてものにすりゃーいいじゃんくらいに思ってたんですね。
一方で一口に観光地といっても規模的なキャパシティや期待値というのは想定されているもので、それを超えてしまうと問題が噴出するというのもうなずけます。濃溝の滝などはそもそも観光スポットとして遊歩道が整備されていたり駐車場があったりしたのですが、ここまでのフィーバーになってしまうと駐車場は足りず周辺道路が渋滞する事態に。その後、近くの道の駅からシャトルバスのピストン輸送をするなど対応されていたのでメデタシと思っていましたが、江川海岸については元々潮干狩り場ということもありスペース的な余裕はあるはずですが、オフシーズンなどの対応などはまだ適切に行われていない感もあります。まだ漁場でもありますのでマナー違反の観光客への対応がよりシビアに必要とされていると思います
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「ポテンシャル」「キャパシティ」とのギャップという点でこのSNSバブル観光地と1発屋芸人にているなぁというお話でした。なんだ、まとまったのかまとまってないのかよく分かりませんが(笑)
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